透析について
透析室のご紹介
当院の透析室について
当院の透析室は、2000年6月に機械および配管のすべてを入れ替え、埼玉県内の諸施設に先駆け、透析液清浄化システムを導入いたしました。
これにより、透析液中のエンドトキシン濃度を測定感度以下に維持しています。
当院の透析患者のすべての方が、On-lineHDF※ を施工しており、かゆみ、イライラ、関節痛などの症状が緩和されています。
これからも、長期透析に対する合併症の軽減を考え、On-lineHDFを中心に、患者様個人個人に合った透析を考え、実施していきたいと思います。
On-lineHDFについて
一般的な透析では透析膜を介して、血液中の老廃物の除去が行われます。濃度の高い方から低い方へ物質が移動する、拡散という原理を使用しています。 HDFは、膜の内外の濃度差だけでなく、強い圧力差による濾過の原理も積極的に使います。拡散と濾過の二つの働きにより、ベータ2ミクログロブリンなども効率よく除去できます。
ただし、濾過作用が強い分、失われる体液の量も多いので、それに見合った補充液として、清浄化した透析液を血液中に戻します。
簡単にいうと、今まで除去が難しかった老廃物も除去できるようになった最新のシステムです。